2022年7月30日、声優の小林清志(こばやしきよし)さんが死去しました。享年89歳。
小林清志さんと言えば、人気アニメ『ルパン三世』の『次元大介』役などを務めた事で有名です。
2021年10月に『次元大介』役を引退していますが、小林さん演じる『次元大介』の「最後」について気になります。
そこで今回は、声優の小林清志さんについて、
- 死因は肺炎
- 次元大介の最後のセリフは意外な言葉
この2つに注目してお伝えしていきます。
それではさっそく本題に入っていきましょう。
(声優)小林清志の死因は肺炎

小林清志さんの死因は『肺炎』です。
ネットでは、新型コロナウィルスの感染を疑う声もありましたが、公表はされておらず分かりません。ですが、感染していればそのように発表されると思いますので、新型コロナウィルスによる肺炎ではないと思われます。
死因については、2022年8月8日のニュースで報じられています。
人気アニメ「ルパン三世」の次元大介役などを務めた声優の小林清志さんが7月30日、肺炎のため死去した。89歳。葬儀は遺族の意思により既に執り行われた。お別れの会については、後日行う予定。
引用元:MANTANWEB
小林清志さんの訃報
訃報は2022年8月8日、小林清志さんが所属していた『東京俳優生活協同組合』より公表されました。
訃報 小林 清志
当組合所属俳優 小林清志2022年7月30日(土)午前7時6分、肺炎により永眠いたしました。享年89
通夜葬儀に関しましては故人の意向により、近親者のみにて相済ませました。
お別れの会につきましては、後日行う予定です。
長年にわたり、俳優 小林清志にご声援、ご指導、ご鞭撻を賜りまして誠にありがとうございました。
ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、謹んでご報告申し上げます。
なお、親族への取材、弔問はご遠慮いただきますよう重ねてお願い申し上げます。
東京俳優生活協同組合
理事長 朝田 孝二
引用元:俳協
死去されたのは、7月30日でしたが、小林さんの意向で、通夜葬式は近親者のみで行われ、訃報の発表はその後となりました。
小林清志さんへ追悼の声
この小林清志さんの訃報に、『ルパン三世』の各キャラ達から追悼の言葉が寄せられています。
栗田貫一さん(ルパン三世役)
ルパンが自由にできるようにいつもちょっと引いている次元。
山田康雄さんから(ルパン三世役を)急遽(きゅうきょ)変わり、右も左もわからないモノマネしかできない私をいつもちょっと引いてくださっていた清志さん。
次元として、いつもフォローしていただきルパンでいる事ができました。 感謝しかありません。
ご冥福をお祈りいたします。
大塚明夫さん(次元大介役)
清志さん お疲れさまでした。
父周夫の旅立ちでは叶(かな)わなかったバトンの引き継ぎ、清志さんからはしっかりと手渡していただけた事嬉(うれ)しく光栄に思っています。
清志さんが50年かけて育てた次元大介。
大切に守り、やがて次の世代に繋(つな)げていく所存です。
ヒヨッコが大任を果たせるのかさぞ不安だとは思いますが、どうかごゆっくりおやすみください。
でも時々はチェックしに来てくださいね!
今夜はエピソードゼロを観ながら一杯やるつもりです。
もし気が向いたらいらしてください。
ご冥福をお祈りします。
浪川大輔さん(石川五エ門役)
あまりに急なことに驚いていて、正直言葉が見つかりません。
あのニヒルな笑顔が鮮明に頭に浮かびます。
さりげない言葉と優しさにどれだけ救われたか。
自分自身への厳しさとプライドにプロというものを教えていただきました。
今はただただ心から哀悼の意を捧(ささ)げます。
沢城みゆきさん(峰不二子役)
清志さんはいつもご自身と真剣勝負で、静かに燃えながらマイク前に立つ姿をこんなに鮮明に覚えているのに、もうご本人には会えないのかと思うと、…本当に残念で、悲しいです。
清志さん、もっとお話ししてみたかった気持ちが燻ります。
本当に最後までご自身を貫かれた姿は後続にはひどくプレッシャーです。 寂しいです。有難うございました。
山寺宏一さん(銭形警部役)
小林清志さんへ 突然の訃報に驚き言葉を失いました。悲しいです。 かつて清志さんと同じ事務所に所属していたこともあり、新人の頃からお世話になっていました。
唯一無二の存在感に憧れ、ラジオ番組でロングインタビューをお願いした時には、声優の話はもちろん、翻訳の仕事をしていたことや趣味についても、若造の僕に対し優しく丁寧に話してくださいました。
10年にわたり「ルパン三世」で共演させていただいた経験は、僕にとって最高の宝物です。
キャスト変更の際、オリジナルキャストである清志さんにとってはさまざまな思いがあったと思いますが、温かく受け入れてくださいました。 次元と同じくダンディーで、仕事に対してストイックで、ご自分の美学を貫き通したお姿は本当にカッコ良かったです。
コロナ禍ということもあり「次元お疲れ様会」ができず、直接ご挨拶ができなかったことが残念でなりません。
心から「お疲れ様でした。そしてありがとうございました」と言わせてください。
ご冥福をお祈りいたします。
小林清志さんは、2021年10月に、『ルパン三世』の『次元大介』役から引退。日本テレビ系で放送が始まる新シリーズ『ルパン三世 PART6』の第1話が最後でした。
次元大介の最後のセリフは意外な言葉
小林清志さんが『次元大介』を引退したのは、『ルパン三世 PART6』の1話目。タイトルは『EPISODE 0 ―時代―』。
この中でのセリフが、小林清志さん演じる『次元大介の最後のセリフ』となりました。そのセリフは、
少々、火薬が強すぎたか
最後としては、普通と言うか、意外な言葉ではないでしょうか。
セリフとしてはこれが最後でしたが、実は『本当の最後の言葉』がありました。
次元大介の最後の言葉
「次元大介の最後の言葉」は、『ルパン三世 PART6』の1話目放送の少し前、『次元大介』後任の大塚明夫さんとの対談でした。
対談で大塚明夫さんに激励の言葉を送った後、このメッセージで締めくくっています。
ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ
何とも、次元らしい言葉ではないでしょうか。
この対談の時にはアニメの収録は終えていると思われるので、『次元大介の最後の言葉』は、こちらだと言えます。
今回は、訃報のあった小林清志さんの死因と次元大介の最後に注目してお伝えしました。
声優も初期からは全員入れ替わっていて、原作者の「モンキーパンチ」さんも亡くなられており、小林清志さんが死去されて、ルパン、五右衛門と、初期からのメンバーはいなくなってしまいましたが、後任の声優さん達がしっかりと意志を引き継ぎ、『ルパン三世』の歴史は続いています。
今後の新作にも期待しましょう。